「ケーブルテレビやスカパーのようにBS・CSの有料チャンネルが見たい!」
「ネットで気軽に映画やアニメを見たい!」
その両方を叶えてくれるのが『ひかりTV』です。
ひかりTVは、フレッツ光のユーザー向けに作られた映像配信サービスで、株式会社NTTぷららが運営しています。
でも、このサービスはスカパーとは違うし、HuluやNETFLIXのような動画配信サービスとも違うのでちょっと特殊なんですよね。
とはいえ、内容がよくわからないという人も多いでしょう。
ということで、今回はこの『ひかりTV』についてざっくりとまとめてみました。
どんなサービスなのか気になっている人は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の内容
ひかりTVは、衛星放送・ケーブルテレビ・動画配信とは違う!
ひかりTVは、光回線を使ったサービスです。
そのため、衛星放送のようにアンテナを設置する必要がないし、ケーブルテレビのように工事をする必要もありません。
これなら「雨や風で映像が乱れる…」「初期工事がめんどう…」といった不満もなくなりますよね。
しかもひかりTVの対応チューナーを設置するだけなのでカンタンにはじめられるんです。
また、ひかりTVは最近流行っているHuluやNETFLIXといったVOD(動画配信サービス)とも違います。
動画配信サービスだとBSやCSの放送に対応していませんから。
つまり、ひかりTVならBSやCSも利用できて、さらに動画配信も楽しめるんです。
もちろん、これだけ内容が充実している分、毎月の支払いもすこし増えてしまいますが、BSもCSも動画配信もぜ〜んぶ楽しみたい人にはピッタリだといえるでしょう。
ひかりTVのチャンネル数や作品数は?
- 80ch以上の専門チャンネル
- 動画配信の作品数は全部で約70,000本(見放題は約14,000本)
ひかりTVでは、上記のように豊富なコンテンツが用意されています。
専門チャンネルというのは、映画やスポーツなどを専門に扱っているBSやCSのチャンネルのことです。
スカパーを利用したことがある人ならイメージしやすいでしょう。
動画配信サービスでは決して見ることができない有料放送を楽しめます。
一方の動画配信は、HuluやNETFLIXに近いイメージです。
見放題に含まれている作品なら定額で何本でも見れます。
ほかにもレンタルや購入のサービスがあり、これを利用すれば新作もチェックできるんですよ!
ひかりTVは動画だけじゃない
- 電子書籍(ひかりTVブック)
- 音楽配信(ひかりTVミュージック)
- ゲーム(ひかりTVゲーム)
ひかりTVは、有料放送や動画配信だけじゃなく「読む・聴く・遊ぶ」という3つのコンテンツも揃っています。
これらのサービスを利用すると、別途料金が発生してしまいますが、1つのサービスにすべて詰まっているので便利です。
電子書籍の数は38万冊以上。コミックから小説など幅広く取り扱っています。
それと「月額が約500円で雑誌800誌以上が読み放題になるサービス」も提供しているので、最新情報に触れたい人は一度チェックしてみましょう。
音楽配信サービスは、月額980円(税込)で1000万曲が聴き放題になります。
一見、おトクなように見えますが、Apple Musicなら同じ料金で4,000万曲が聴き放題です。
もし契約する場合は他のサービスと比べてみてからがいいかもしれませんね。
また、ゲームは月額550円(税込)で70作品以上が遊び放題になります。
こちらは音楽聴き放題サービスと違い、他に比べるべきサービズが少ないので気になる人は試してみてください。
トランプ系のメジャーなゲームやディズニーとコラボしたゲーム、そのほかパズル系やアクション系などジャンルは豊富。
しかもひかりTVゲームは、国内初のテレビ向けクラウドゲームなので、ゲーム機・ディスク・ダウンロード・インストールがすべて不要なんです。
ひかりTVを利用するためには何が必要なの?
- テレビ
- ひかりTV対応チューナー(レンタルまたは購入)
- ネット環境(フレッツ光系)
ひかりTVを利用するために用意するものは、上記の3つです。
アンテナ設置や導入工事は必要ありません。
・テレビ
テレビはどんな種類でも問題ありません。
ひかりTV対応チューナーを内蔵したテレビもあるので、チューナーを置くのがイヤな人は検討してみてください。
また、4K画質で楽しみたい人は4K対応のテレビが必要になります。
・ひかりTV対応チューナー(レンタルまたは購入)
チューナーを内蔵していない普通のテレビなら、外付けのひかりTV対応チューナーが必要です。
レンタルか購入のどちらかを選べますが、レンタルしか対応していないチューナーもあるので注意してください。
現在はトリプルチューナーが基本になっていて、レンタル料金は4K対応チューナーで月額550円(税込)です。
また最新モデルの、BS4K対応チューナーは770円(税込)です。
・ネット環境(フレッツ光系)
ひかりTVは、衛生放送やケーブルテレビとは違い、ひかり回線を利用しています。
だからネット環境は必須です。
ひかりTVを利用するには、フレッツ光の回線を導入する必要があります。(※ドコモ光、ソフトバンク光、OCN光、GMO光などでもOK)
でも、auひかりだけは別物なので注意してください。
auひかりの回線を引いている場合は、auひかりしか利用できません。
あとはネットの有線ケーブルをチューナーに接続するだけです。
無線LAN(Wi-Fi)に対応したチューナーもあるので、使いやすい方を選びましょう。
ひかりTVの月額料金はいくら?
ひかりTVには、5つの料金プランがあり、それぞれ価格が違います。
その中で1番人気の『お値うちプラン』を例にあげると月額3,850円(税込)です。
もし2年契約で加入すれば「2ねん割」が適用されるので、月額2,750円(税込)になります。
さらにチューナーのレンタル代金(最低でも550円)が加算されるので、およそ3,300円程度の月額料金になると想定しておいてください。
詳しい料金についてはこちらの記事にまとめています。
⇢【納得】ひかりTVの料金プランやおトク度をわかりやすく解説します!
ひかりTVの画質は?
ひかりTVは、2015年4月以降すべてのチャンネルをHD画質に対応させました。(※地デジ放送と同じ画質です。)
以前はSD画質のチャンネルもあったので、それほど満足できるものではなかったでしょう。
でも、HD画質ならSD画質の2.5倍キレイな映像を楽しめます。
また、一部のチャンネルでは4K画質にも対応しているので、圧倒的な美しさを体感してみたい方は、ぜひ試してみてください。
まとめ
今回はひかりTVのおおまかな内容について解説しました。
ちょっと特殊なサービスなので分かりづらいかもしれませんが、簡単にまとめると、
- アンテナや初期工事が不要
- BSやCSの有料放送と動画配信がいっしょに楽しめる
- 映像だけでなく、電子書籍・音楽配信・ゲームにも対応している
- テレビとチューナーとネット環境(フレッツ光系)だけ準備すればOK
- 月額料金は3,300円ほどで満足に視聴できる(プランによる)
- すべてのチャンネルがHD画質対応
こんな感じです。
あらゆる要素がギュッと凝縮された、ちょっと特殊なサービスなので興味を持った人はぜひ一度試してみましょう。